「子ろば会だよりNO.57」2011.9.11
“桐一葉 日当たりながら 落ちにけり”(高浜虚子)
「子ろば会だより」も今回の発行をもって幕を下ろすこととなりました。これまでの多くの皆様のご支援を心より感謝申し上げます。第一号発行(2002年9月15日)から丁度9年が経過した事になります。その時々が走馬灯のようによみがえってきます。子ろば会を通したくさんの子どもたちや様々な人々との豊かな出会いがありました。その中には成人を迎えた子どももいて、それぞれに成長している姿に出会えるのはまた楽しみです。世界の子どもたちを覚えるバザー企画、老人ホーム訪問、竹の子堀り、星の観察、夏期キャンプ等々いろんな場面を通して様々なことを学びました。このような活動には、協力してくださった方々の陰の働きがありました。私たちは多くの人々との関わりの中で、他者との関わりの中で生かされていることを今更ながら思います。私たちも他の人が生き生きと生かされることができるように共に寄り添う者と成長されたいと願います。私たちの教会の協力関係にある日本バプテスト連盟は、東日本大震災後まもなく、災害対策本部を立ち上げ、現在も日々活動が続けられていますが、広範囲に及んだ被害は短期間で解決するものではありません。私たちも一時的な支援ではなく、日本各地で祈りを合わせていくことができますように、「わたしたちに、できることを教えてください」と心から祈って行動していきたいと願います。
また子ろば会では、使用済みの切手、書き損じ葉書、プリペイドカードを集めて海外医療協力会(JOCS)に送る働きをしています。海外、特にネパールやバングラディッシュなど医療不足の所に医者、看護師、医療器具を送るための協力活動です。私たちにできるのはちいさな事ですが“塵も積もれば山となる”の諺通り、私たちの思いが集まった時に一人では実現不可能なことが可能になると信じ、様々な状況が可能に導かれると信じ、この働きも多くの方々に覚えていただいたいと願います。末永く、ご協力よろしくお願い致します。(矢野由美記)

写真は、キャンプの様子、そうめん流し、キャンプファイヤー、教会でキャンプ報告と手話讃美をしている場面です。その下は、色見町の廃校を利用したフォークスクールの様子。
竹のブランコで遊びました。